“30億のデバイスで走るJava”という宣伝ができるぐらい、今やITの世界で欠かせなくなったJava。
そんな Javaですが、いままで開発ツールのOracleJDKは無料で公開されており、だれでも利用することができました。
ところがこのOracleJDK、少し前にJava11から有償化されることが決まりました。
Oracleが無償でJDKを提供するのは「Java 10」が最後、Java 11以降はOSSコミュニティでのサポートに – スラド
Java 11からは、現在のようにOracle公式サイトからダウンロードできる形ではなくなり、有償契約した人のみ入手することができるようになります。
その代わり、オープンソース版であるOpenJDKに対し、現OracleJDKが備えている機能と同等のものが公式に導入されることになっているようで、機能面ではOracleJDKとOpenJDKは同等になるため、OpenJDKを使用すれば今後も無料で使い続けられるようです。
ではOracleJDKとOpenJDKの大きな違いは何かというと、Oracle公式によるサポート、さらにはサポート期間の違いのようです。
OpenJDKのサポート期限は次のリリースまで、となっていますが、OracleJDKについては3年ごとにリリースから8年間サポートされるLTS版が出されるようです。
Oracle Javaの無償配布終了で何が起こるのか? – セカイノカタチ
“Oracle JDK有償化”と聞くと、「なんてこった…」と一瞬思ってしまいますが、ふたを開けてみたところ、かなりユーザーにとってメリットとなる変更のようですね。