以前、Mastodonのインスタンスをさくらのクラウドで構築した際の話です。
この時の構築はさくらのクラウドの自動セットアップスクリプトを用いての作業でした。
さくらのクラウドでは、仮想マシン作成時にセットアップスクリプトを設定しておくと、各セットアップ作業を全自動で行ってくれる非常に便利な機能があります。
この機能を使って作成すると、作業を本来必要な作業を大幅に省いて構築ができるため、数時間でサービスの立ち上げまで行うことができます。
このインストール作業自体はさほど問題はなかったのですが、問題が起きたのはセットアップ後の作業。
Mastodonのデイリー処理 mastodon:daily タスクをcronに登録する前に動作テストを行ったのですが、
こんな形でエラーになってしまいます。
Mastodonの情報は大体検索すると出てくるのですが、このエラーは探せど探せど解決方法が見つからない…
結局、本家のIssuesを確認したらあっけなく対策方法が見つかりました。
各rakeコマンドを実行する前に
export RAILS_ENV=production
コマンドを実行するだけです。
実際に試してみたところ、
これだけであっけなく実行できてしまいました…
環境変数を指定しているだけなので、毎回入れるのは忘れそう、めんどくさい、という方は、
rakeコマンドを実行するユーザーの
~/.bashrc
に同じexportコマンドを書き加えてしまえば、指定する必要がなくなります。
調べてみると、初めて触った時にそこそこハマるポイントのようですね(汗
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この記事は以前自分自身で公開した記事を修正したものです。