つい先日、Chromeウェブストアからネイティブアプリが入手できなくなりました。
“Chrome Appsが有効だった時のChromeウェブストアの画面”Qiitaから引用
現在のChromeウェブストアの画面。 再度バーからアプリの文字が消えている。
Chromeウェブストアから”アプリ”の文字が消え、拡張機能とテーマしか入手できなくなっており、検索しても、”Chrome Apps”がヒットしなくなりました。
これは以前からアナウンスされているChrome Appsの段階的な廃止によるもの。
Chrome Appsとは、Webと同じプログラミング言語で作ることができ、Chromeを通してOSネイティブのアプリとして利用できる仕組みです。
基本的にはChrome/Chromiumが動くOSであれば、どのOSでも手軽にインストールすることができました。
例としては、
Chromeリモートデスクトップ
TeamViewer Chrome版
Line Chrome版
グランブルファンタジー Chrome版
などがあります。
特にLinuxユーザーにとっては、LineなどのLinux対応の公式アプリが提供されていない中で、唯一公式のネイティブアプリが使える手段でした。
Googleは終了する理由として、実際にChrome Appsを利用しているユーザーは1%程であり、Chromeブラウザーをシンプルにするために終了させるとしています。
Google、Win/Mac/Linux向けChromeアプリを廃止へ。配布は来年後半まで、2018年前半で起動も不能に – engadget 日本語版
参照記事にもありますが、ウェブストアからはこの記事を書いている時点ですでに廃止。インストール済みのアプリについてはまだ利用が可能ですが、このChromeのChrome Apps実行機能そのものも、もう間もなくChromeから削除される予定となっています。
なお、Chrome OSでは引き続き実行可能とのことです。
簡単にクロスプラットフォームなアプリが構築・配信出来たChrome Apps、個人的にはかなり革新的だと感じていたのですが、なくなってしまうのは残念ですね。